ヤマドリ全て1から公開/施設/野生化訓練施設
ヤマドリ発生2日令
目次
野生化訓練施設
大地の起伏
大小様々な広さで出来る限り野生と似た
状態が求められます。
大地の起伏を付け植物があり奥行きがある
施設にします。
起伏は機械を使って転地変えして
消毒を兼ねて石灰を撒き
少なくも1年に一度は行いたいです。
段階的に移動
この施設はヤマドリの種卵を得るところで
産卵が終了した種ヤマドリを回収し以後
草木が生えた頃、雛を入れます。
施設場所を一旦休止するのも疾病の対策になります。
施設が空いたら次々入れ回転を良くする
入れる際には急に広い所へではなく段階的に
します。
各群れの略図
A
↓ 仕切り ↓ ■ ■ |
通路 | D
↓ 仕切り ↓ ■ ■ |
B
↓ 仕切り ↓ ■ ■ |
通路 | E
↓ 仕切り ↓ ■ ■ |
C
↓ 仕切り ↓ ■ ■ |
通路 | F
↓ 仕切り ↓ ■ ■ |
最初Aに入れてから慣れたころに次の仕切りBを
開放です。
又、慣れたらCへと次から次へ開放です。
そうすると環境が違うのでヤマドリも争い事も
しない、なによりも次の場所は草木も豊富
ヤマドリも満足しますね・・
環境を変えてミネラルを
飼育の項で書いたように段階的に又、徐々にです。
この頃も飼料はタンパク質を補給せねばなりません。
それとは別に雛達はもって生まれた嗅覚で廻りの
不足がちな成分を補います。
野生のような環境はとても無理ですが、せめて
多少なりとも条件を満たせば効果は期待できます。
キジのように1.5~2坪にオス、メス 計3~8羽
入れて種卵をとるのとは、まるで条件が違います。
結局、キジの場合は飼料が限定されてしまいます。
不足な成分は到底補えません。
それでは元気な種卵は期待は出来ませんね!
孵化率も悪く、後々の生存にも影響します。
ヤマドリの自然交配の場合はそのような環境でなく
ある程度恵まれます。
ヤマドリ成鳥
隣り同士の境は見えないように
境目は隣が見えないように
隣との境目は魚網の上に見えない布とかシートなどで
被うようにします。
これは種卵をとるとき発情が来た時オス同士の争い
を防ぐ事が出来ます。
それをしないと、時にはオスの腱爪が網に絡まり
気が付かないでいると鳥は死んでしいます。
もう一つ注意点、ネズミです。
網を食いちぎり、そこから鳥達が出入り・・
これ又面倒になります。
雛の高さの二倍くらいはしっかりと防備したいです。
餌場の場所
餌場の設置はやはり水はけの良い高台が良い
雨を凌ぐ程度の簡単なもので良いです。
餌が濡れなければいいんです。
給水は水道水から引いた散水器からタラタラと常時
流しておきます。
水の汚れを見てその都度水を入れ替えます。
水入れの管はエスロンパイプです。
身の回りを見渡すといろいろな材料が沢山
ありますね~
通路で捕獲
捕獲する時の手段ですが通路に追い込んでの
作業になります。
中では到底難しい作業になりますからやはり
通路に追い込んでの方法になります。
前にも書きましたが通路(軽トラが入れる)は
何にも利用できます
通路をいくつかに区切り鳥を追い込んだ後
暫くたって落ち着いたら静かに捕らえます。
通路は必須の施設です。
草木の伸びも忽ちです。アカザ、アオザなどはグングン
伸びます。
厄介なことにこの手はある程度伸びると茎が硬く
なります。
構わないでおくと鳥達の
絶好の止まり木にになってしまいます。
たまたま天井の網が破れていると次々と
逃避しますのでそうゆう箇所があれば直ちに
修繕したほうが賢明です。
次回は疾病
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まとめ
ほぼ雛は成鳥に近づけましたが機敏ですから
扱いには十分気をつけねばなりません。