ヤマドリ全て公開/増産の方法1/種鳥の選定
ヤマドリ発生2 日令
目次
種鳥の選定
有精卵を得る大切な作業になります。
メスの場合
当たり前の事ながら健康体の固体(メス)を選ぶ又
日頃の観察が大事です。
観察に当たり人側から観れば固体(メス)は皆、同じように
見えます 逆に固体同士ならまるっきり違います。
十人十色ですか・・
鳥が応答してくれるのが一番なのですが・・・
所詮、無理な話ですね。
観察と言っても大げさな事をするわけではありません。
日々の作業の際、変化があるか、固体の性格などなど
把握します。
状態の見極め
姿、動作、食欲、体調不振、いじめなどなど
姿 | 正常な姿か? | 普通は胸を張って歩行しますが首をすくめるようでしたら疾病の疑いも・・ |
動作 | 動きの速い、遅い? | 本来、鳥は脚力が生命 飛ぶのは最後の手段、動きが鈍いのは 何処か異常が疑われる |
食欲 | 餌の食べ具合? | 食欲なければ身体の欠陥からか? |
その他、いじめ等 | 仲間にいじめられているか? | 前記のような状態だと仲間から総攻撃にあいます。鳥の世界では感情など持つすべがないので無常な行動に出ます。終いには共食いに出ます。 |
選定がすんでも人目線では同じように見え区別出来ません
そこで、良い、悪いの区別するのに“しるし„をしておけば
選別するのにスムーズに出来ます。
前年度、成績の良かった個体を記録しておきます。
方法として脚還、結束バンド、脚に色を塗るなど工夫します。
ヤマドリ オス
オスの場合
オスは速い固体で12月ころから発情しますのでメス同様
選定しましたら出来たら1羽飼いにしましょう。
発情期になったのでオス同士の争いが始まりどちらか淘汰
するまで争います。何事も起こらないのもいますが念のため
仕分けしたほうが無難ですね。
耳羽が逆立てるオスは一般的にバラツキがある
人を見ると逃げるくらいのが良い
良さそうな固体(メス)を選定しましたら各テリトリーへ
テリトリーは施設編で説明します。
メスの羽数
今回は500羽ですからメスを何羽必要なのか?
平均40羽は用意しなければなりません。
1シーズンの長い日々なのでどんなアクシデントがあるか
分かりません
(外敵からの被害、事故、疾病などで斃死)
40羽全部考えた通りに産卵するとは限りません
ですから最低でも5羽追加して45羽がベストでしょう。
⇊
ヤマドリについてはコチラモ
次回は有精卵の獲得
まとめ
選定で1シーズンの良否が決まるので
慎重に対応しなければなりません。
テリトリーに移動してからも固体(ヤマドリ)の
動きには注意を払います。
1日1回給餌しましたら、なるべく廻りをウロウロ
しない方が良いですね
遠くかなら大丈夫!