ヤマドリ全て公開|飼育|消毒剤のいろいろ1
ヤマドリ発生2日令
目次
消毒剤のいろいろ1
ヤマドリの施設、固体(ヤマドリ)などに付着した
微生物を排除するには「物理作用の方法」「科学的
消毒方法」があります
「物理作用の方法」には紫外線や熱による物理的な
方法があります
今回は一般的な科学的消毒方法
を述べます。
科学的消毒方法
消毒のメリット
①物品を消毒によって害する事はない
②手広く消毒出来る
③雨天でもどこでも実施出来る
④隅々まで消毒出来る
⑤効き目が早い
⑥簡単に出来る
消毒薬の部類と特性
一般に使われている消毒薬を調べました。
その前に消毒薬の比較を参照 消毒のやり方
消毒薬には各メーカーでいろいろありますが
安全性、使い易さ、効力などからみると
逆性石鹸、両性石鹸が主流です。
用途により使い分けは決めるとしても
一般的には逆性石鹸などが多いようです。
数百ミリリットル~数十リットルと
いろいろな容器があるので好みのを選びましょう。
購入はお近くの薬局へ行けば手に入ります。
消毒したから菌が無くなった?
そうはいきません!
病原体と向き合い戦って勝つのが消毒ですがたまたま
邪魔をするのがいます・・・
有機物の正体
それは細菌などと比較しても、とてつもない
大きな物体です。
なんでしょうか?
有機物です。
これは全ての生物の排泄物、死骸です。
消毒力を邪魔だてするもの
有機物はどのようにして妨害するか
肉眼では全然みえないが顕微鏡では無数の菌が
ビッシリ なにしろ超ミクロの世界ですから
無理もない話
その有機物の中までは消毒剤も表面だけで
入っていけません。
入っていけたとしても消毒力が弱くなって
しまいます。
結局効力を失います。
消毒薬の分類と特性
一般的な消毒薬をあげてみます。
逆性石鹸
陽性界面活性剤とも言われます。
■ 水に溶けるとプラスの電気を帯び強い
殺菌力を持つ
(石鹸はマイナスの電気)
細菌やウイルスはマイナスの電気を帯びて
いるので引き合って殺菌、殺ウイルスを用意に
出来ます。
■毒性、刺激性は低く金属腐食性も少ない
■用途としては鶏舎、フラン機の消毒、
育すう舎の消毒、給餌器などの器具類
と広範囲に適している
■鶏体噴霧、飲み水消毒の安全性も大丈夫です。
両性石鹸
■プラスとマイナスの両方の電気を持つ
両方の電気を持っているので殺菌剤や洗剤的に
効力を発揮します。
しかし、同時に両方の作用を発揮することは
出来ない、一方に働けば他方は弱くなります。
利点は毒性、刺激性、腐食性が少ない
逆性石鹸よりはやや効力が低い
用途としては鶏舎、施設の消毒、給餌、
給水などに適します。
続く
↙ ↙ ↙
まとめ
毒性、刺激性が低く効果が出る
逆性石鹸、両性石鹸が望まれます。