ヤマドリの全容公開|鑑賞用コジュケイの飼育2
目次
コジュケイの飼育2
発情期はオス1羽
施設が完備したらいよいよコジュケイを飼育します。
一つの施設に数羽(5羽位)入れても良いですがオスは
必ず1羽です。
何故か?
鳥類は発情期になるとオス同士が争います。
他の生物でも大方そうでしょうね
そのような事があるので繁殖期になるとオスは
必ず1羽にしなければなりません!
どちらかが殺傷してしまうからです。
施設を小分けすれば問題ありません。
オス、メスの判別
コジュケイのオス、メス判別はなかなか難しい
ですが唯一見分ける方法は “ 蹴爪 „ です。
オスは“ 蹴爪 „の先が鋭く尖っています。
1センチ前後あるでしょうか
メスは“ 蹴爪 „の先が円みで数ミリくらい
いずれも2~3ヶ月経過しないと判別が
難しいでしょう。
体色がオス、メス同色なので人の眼力では
見極めは困難です。
隠れ場を設置
コジュケイの動作は素早いです。
ジッーとしているとかと、思えば目まぐるしく
動き回ります。
鳥は危険が及ぶと咄嗟に逃げ隠れしますので
“ しげみ ”など隠れ場を幾つか設置してあげれば
良いですね
飛ぶのは最後の手段で普通は歩くのが多い
又、直線的に飛び上には飛びませんので
周りにはネットなど衝撃の少ない物を張ります。
木材、金属、又尖った物などは避けた方が良い
コジュケイの産卵は早いので2月末から8月
ころまで産みます。
多産系のコジュケイは80個位産みます。
産卵数はバラツキがあります。
安定して2日に1個産むのや数個産卵して数日休む
のやらいろいろですね
キジのように有精卵を高率で得る事は出来ません
むしろヤマドリに近いです。
受精のタイミングに“ ズレ „がありますので
試行錯誤して作業しなければなりません。
具体的には、受精卵を高率で得る事が出来ない
場合はオスを入れ替えたりメスを数羽にする
又、別の場所へ移動して環境を変えたり
します。
これらの作業により変化が生じることがあり
ますのでいろいろと対応しなければなりません。
何れにしても産卵期は長いので焦らず飼育
していれば結果は出ますよ!
抱卵
多少穴を掘り木の葉とか枯草を集め “ 巣 „を
造りある程度タマゴが貯まれば(3~10個位)抱卵します。
18日で孵化しますので孵化したら直ぐに
ヒナをとり人工で育てます。
ヒナが発生して最初の餌を食べないうちに取り去る
事が大事!
これをしないとなかなか人工的に飼育するのは
難しくなります。
まとめ
鑑賞用として飼育する時も必ず逃げ場、
隠れ場を設けること!