ヤマドリ全て1から公開/飼育/ヤマドリへの噴霧
ヤマドリ 発生2日令
2~10日令
保温室
発生した雛をフラン機から出して最初に
餌付けする大事な施設です。
雛の飼い方で記述しましたが 刷り込みが成功する
ような設備を作るのが求められます。
左側が保温室
ご覧の画像のように左から保温室、餌付け、飲み水、
遊び場と分断されていて境目は仕切りされています。
ここで育成する羽数は最大200羽近くまで大丈夫です。
普通飼育すれば100~150羽くらいですか
この施設を2つ用意する必要があります。
今回の最終目標は500羽ですから
3~4回孵化させれば600~800羽飼育出来ます。
最低限の羽数ですが、生き物は決して計算通り
にはいきません・・・
ヤマドリへの噴霧
発生した雛を入れる前に十分な消毒が求められます。
雛を輸送箱にて運びましたら逆性石鹸500~700倍液で
輸送箱、雛全体を噴霧します。
施設ばかり消毒してもヤマドリ固体自身に菌があれば
何にもなりません。
噴霧の効果はどうでしょうか?
効果としては
① ヤマドリの羽毛、皮膚のクリーンナップ
②禽舎のクリーンナップ
③禽舎内浮遊ウイルス、細菌の殺減
④塵、埃の沈静化
⑤アンモニアの発生を抑える
④に関しては育成にも大切な役割があります。
浮遊細菌数が多いと育成率が低く少ないと育成率が
良いという結果があります。
と、言う事は全体の噴霧は結果として良い状態になりますね
又、育成率の改善の他に呼吸器病、各種常在伝染病対策に
効果的です。
保温室の構造
思案通りはイカズむしろ減ります。
この事はよ~ぉく覚えておきたいですね!
保温室
保温室は真ん中にファンモーターその下にニクロム
ヒーターを付け熱を拡散させる。
中央部はトタンで丸く覆います。
保温室は38℃に設定し側面にサーモスタットを
取り付ける
ファンは雛の羽毛などで汚れますので時々エアーで
吹き飛ばします。
吹き飛ばした後に逆性石鹸500~800倍液を入気孔から
噴霧する
この時雛の逃避に注意する事。
ファンの上部に上ぶたを付けますが外気が入る
ように穴を設ける。
新鮮な空気をいれる必要があります。
餌付けの段取り
雛の育ちは目を見張るほど早いですね・・
2~3日経つとすっかり元気な姿を見せ廻りを
動きまわります。
日が経つにつれ仕切りを開放し又、何日か経ったら
次の仕切りを開けます。
急激にしないで序々に進めるのが正解です。
餌付けの雛は何事も殆ど知りません。
本能的に親を探し求めるようです。
いろいろと学習させなければなりませんね!
4/上旬頃は未だ朝方は冷えるので餌場は
狭くして餌を食べられる程度にします。
保温室へ帰るのが分らぬ雛もいるので
狭くするのです。
広くしておくと帰る道順が知らず隅へ寄って雛が
次々と重なり合って斃死してしまいます。
狭くするとその事が解消されますよ
一旦学習すると次は保温室へ直行します。
例えば子供を急に都会へおいてくると
自宅へ帰れません。
それよりも自宅の近くから段々と道順を教えた方が
賢明ですね。
何事も順序です。
疾病を防ぐ
床は細かい金網を張り(ビニール付き)糞や汚れた
餌など下へ落ちるようにしていつも清潔にします。
常時スプレーにて消毒液500~800倍液を散布
上部は金網を張ったフタを作り雛の逃避を防ぎます。
10日もすると飛びますから注意が必要です。
各仕切りは上下に上げ下げ出来るようにします。
雛が斃死するのはなんでも食べるのと保温、
餌のやり方などですから
最初は金網が適切と思いますね
地面だと何事も知らぬ雛は餌と一緒に細菌など
食べてしまいます。
末路は斃死に至ります。
床下は傾斜つける
掃除は水洗で作業短縮
画像は側面からです糞など落下したら水洗出来るように
斜めにしておきます。
コンパネにゴムなど張ると水洗いした時コンパネの
腐れを防ぎます。
水洗は消毒を兼ねて消毒剤(パコマ、クリアキル)などの
逆性石鹸を使用しますが
何日かすると雛達の糞や落ちこぼれた餌などで金網が
汚れ落ち難くなるので水をかけておき後日水洗すれば
直ぐ落ちます。
この施設は設備するのに大変かと思いますが
後々の事考えれば非常に労力少なく作業が
スムーズに運びますよ!
いろいろ方法はあると思いますが是非
このやり方を試して下さい。
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ヤマドリについてはコチラ
まとめ
雛は最初は何も知りませんので良く観察していろいろな
事を学習させてあげる事が大切ですね
直ぐに覚えます。それには適切な設備です。
そして消毒です。