公開|飼育 ヤマドリ・キジの雌雄判別
ヤマドリ45日令
目次
ヒナヤマドリとヒナキジの雌雄判別
発生したヒナの餌付けも成功して日ごとに
成長していくヒナですが 何となく気になるのが
オス・メスの判別でしょうか?
簡単な見分け方を紹介したいと思います。
その前に鑑別方について
ヒナの雌雄鑑別法
生まれ立てのヒナには羽毛と羽の色、総排泄口の
3つの鑑別法がありますが、これらは大変難しい
作業で熟練を要しますす。
初生びなを一応大筋で見ますと
▲ 羽毛による雌雄鑑別(羽毛鑑別)
(羽の伸びる速さの異なる雌雄を交配して、
ヒナの雌雄の羽の伸び方の違いを見る。)
※
速羽性のオス親と遅羽性のメス親から生まれるヒナは、
オスの羽(翼)は端がそろっているのが多い。
メスのヒナは端がそろっていなく、下の羽が長い。
上の羽が長い場合は、オス
▲ 体色による雌雄鑑別(羽色鑑別)
羽色の異なる雌雄を交配して、
ヒナの雌雄の羽色の違いにより鑑別する方法。
(何れもニワトリ)
▲総排泄口による雌雄鑑別(肛門鑑別法)
ヒナの肛門をわずかに開け突起部の有無で見る
突起部があるのがオス
突起部がないのがメス
これらの作業は困難なため一般にはしません。
又、初生雛の頃は雌雄には余り拘らないと思います。
知りたいのは30日前後からの頃でしょうか?
羽色鑑別
容易に識別出来る方法があります。
これは前記しました“羽色鑑別„です。
しかし、最低でも30日令くらい過ぎてからです。
40日令経てば一目瞭然で目視で分かります。
ヤマドリの場合は翼でなく尾羽根で見極めます。
右の画像の尾羽根を注目すると
オスの場合は成鳥になった時の尾羽の“節„になる
のが微かに出て来ます。
白っぽい横縞です。(c)
(黒丸の部分)
縞模様が出るのは尾羽根の一番中央から左右に出ます。
これらは30日令前後から見られます。
一方メスの場合は尾羽根の一番中央の2本が(B)
残り左右の羽根より色彩が濃い焦げ茶色
残りの羽根は薄い茶色(黒丸の部分)
横縞は出ません。
尾羽根全てに先端の部分に白いのが付きます(A)
これらは45~50日令くらいになれば目視出来ます。
画像の黒丸の部分がそうです。
30日令前後と言ってもヤマドリヒナの生育状態
により個体差が出ます
生育の遅れたひなはもう少し日々がかりますね。
体形からもオスはメスより一回り大きいし
頭部がシッカリしていて脚も太いようです。
更に時が過ぎて来ると中ビナの羽根は抜け変え
成鳥の羽根が出て来ます
まとめ
雌雄の判別が分かれば後々の作業に対応できます
から早期に分かれば越した事はありませんね