キジ飼育の技法 10~30日令
キジつがい
10~30日令
保温室は自家製
この期間もヤマドリと一緒に飼育です。
異種間同士で飼育しても特別な変化は見られません。
10日令位になると保温室から新たな保温室へ
ここは自家製ですが長方形の台に上部だけ
屋根のついたような形で
熱が逃げないように周りを覆います。
メーカーから購入すると数万円するので
ここは一つ、自家製で十分、熱源の電球と
サーモスタットだけは購入します。
100ワットの電球を2つ下げて熱源とします。
電球の点検
常時電球を点けた状態だと電気代が大変・・
熱源はサーモスタットで調整するようにしておきます。
30~40℃くらいに設定しておきます。
電球を2つ下げるのは一方が切れた場合の予備とし
又、寒い朝方は温度が上がらないので
必要になります。
保温室
餌は配合飼料に頼らず
この頃のキジヒナは食欲が盛んです
配合飼料の他に嗜好性を高めるためにも
廻りにある物を与えてあげ食欲増進を
図ります。
好んで食べる物はどんどん与えます。
野生ではあらゆる食物を摂取しています
から体力が付きますが飼育した状態では
限られた食物しか給餌しているのでストレスの
原因にもなりますね・・
大概の物は食べるので多くの種類を与える
ように心掛け゛たいですね!
パンくず、昆虫類なども嗜好性があります。
限られた施設で短期間なら兎も角、長引く
ようであれば其れなりにストレスが溜まります。
消毒を兼ね噴霧
ストレスを極力少なくしなければなりません
気温が上がると尚更です
動墳で噴霧すれば良いのですが羽数が少ない
時は噴霧器でスプレーしてあげます。
この時水のみでなく逆性石鹸700~1000倍液で
噴霧します。
そうする事により可なりのストレスの削減に
なります。
野生と比べ狭いところで生きているんですから
当たり前ですが自然のような環境のような事
のようには出来ませんから少しでもキジヒナ
の要望に答えなければなりません。
消毒の逆性石鹸は度々行う事によりプラスに
なります。
目視出来ない細菌を殺菌することにより
キジヒナの体力もしっかりしたものになります。
雛飼育時はコンクリート
床面は金網からコンクリートにします。
何故コンクリート?
どうしてかと言いますと先ず疾病対策です。
雛のうちは給餌する時いろいろなものを食べて
しまいます。
故に疾病の基になりいづれ斃死してしまいます。
床面の傾斜は洗浄するとき水はけを良くするため
洗浄は勿論消毒剤を兼ねての洗いです。
汚れが出たら直ぐに洗い流します。
雛が体力つくまでは細菌などかからない様に
衛生面は万全を期したいものです。
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まとめ
育ち盛りの時いろいろな物を沢山
与えてあげますと体力が付きます。
結局、疾病に対する免疫も増大します。